ロシア ウクライナに軍事侵攻(9月14日の動き)
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ウクライナ「志願兵部隊を結成する準備進める」
イギリス国防省は、14日に発表した戦況分析で、ウクライナ軍は、越境攻撃を行うロシア西部のクルスク州で、ロシア軍の補給ルートとなっている橋を破壊するなど、攻撃を続けているとしています。
破壊されたとする橋の衛星写真もSNSに掲載され、ウクライナ軍は、ロシア軍の後方支援の妨害を試みるなど、作戦を実行しています。
アメリカのシンクタンク「戦争研究所」は14日、クルスク州には、60以上の部隊にあわせておよそ3万5500人のロシア人兵士がいるとするウクライナの軍事専門家の見方を伝え、ロシア軍も部隊を増強して反撃しているとみられます。
ウクライナは、激戦が続く東部ドネツク州に加えて、ロシア領内にも戦線を広げたことで、一層の兵力の確保が課題となっています。
ウクライナのシビハ外相は13日から首都キーウで始まった国際会議で、隣国ポーランドには軍への動員の対象年齢となるウクライナ人男性がおよそ30万人いて、志願兵の部隊を結成する準備を進めていると明らかにしました。
その上で「世界にはおよそ100万人がいる。正義の問題だ」として国外にいるウクライナ人男性たちに部隊に加わるなどして祖国を支えてほしいと呼びかけました。
ロシア・ウクライナ間で大規模な捕虜交換 103人ずつ兵士解放
ロシア国防省は14日、ウクライナが越境攻撃を行っているロシア西部のクルスク州で捕らえられた兵士103人がウクライナ側から解放されたと発表しました。
またウクライナのゼレンスキー大統領もウクライナ各地でロシア軍に捕らえられたウクライナ兵103人が解放されたことをSNSで明らかにしました。
捕虜の交換は、ウクライナ軍が先月6日にクルスク州で越境攻撃を開始して以降3回目で、これまでに双方から267人が解放されています。
ロシア国防省は14日、ウクライナ東部ドネツク州の要衝ポクロウシクの周辺にある集落を新たに掌握したと発表しましたが、アメリカのシンクタンク「戦争研究所」は13日「ポクロウシク地域でのロシア軍の進軍の速度は、今月に入ってから著しく減速している」と指摘しました。
ゼレンスキー大統領も13日、クルスク州への越境攻撃によってドネツク州でロシア軍の進軍を遅らせることができたと成果を強調していました。
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