今月7日、台風11号の直撃を受けたベトナム北部では、各地で土砂崩れや洪水などが相次ぎました。

ベトナム政府によりますと、これまでに281人が死亡し、67人の行方が分からなくなっているということです。

こうした中、日本は緊急援助物資として浄水器などをJICA=国際協力機構を通じて供与することを決め、15日、首都ハノイのノイバイ国際空港内で引き渡しの式典が行われました。

式典には現地の日本大使館やベトナム政府の関係者らが出席し、ベトナム政府の担当者は「日本の政府と国民による被災者への迅速で貴重な支援に感謝します」と述べて謝意を示しました。

また、ベトナムに駐在する日本の伊藤直樹大使は「ベトナムが困っているときに日本が助ける。困っているときの友こそ真の友だということを支援を通して実践していきたい」と話していました。

今回の被害をめぐってはアメリカやオーストラリア、それに韓国などが支援を表明していて、各国の支援が本格化しています。

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