ガザ地区 ポリオワクチン1回目の接種率「目標にほぼ到達」WHO

ガザ地区では25年ぶりに感染が確認されたポリオの感染拡大を防ぐためイスラエルとハマスが地域と時間を限定し、戦闘を一時休止したうえで、国連が子どもたちへのワクチンの接種を今月1日から進めてきました。

WHO=世界保健機関は12日に記者会見し、これまでに1回目のワクチン接種を終えたのは55万人余りとなり、10歳未満の子どもの接種率が90%を超え「目標にほぼ到達した」と明らかにしました。

ただ、1回目の接種を終えた子どもは4週間後に2回目の接種が必要で、WHOの担当者は「1回目と同じかそれ以上の結果を残さなければならない」と述べ、一刻も早い停戦の必要性を訴えました。

イスラエル軍は12日もガザ地区各地への攻撃を続けていて、パレスチナのメディアは北部のジャバリアでは住宅が空爆され3人が死亡したほか、南部や中部でも攻撃が相次いだと伝えています。

空爆が続くなかで安全に接種できるのか、厳しい状況が続きます。

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