11日、起工式が行われたのは、日本などの支援を受けて工事が始まる、ジャカルタ中心部から東西にのびる地下鉄の路線です。

ジャカルタでは日本の支援を受けて、5年前には南北を結ぶ地下鉄の路線が一部開業しています。

起工式に出席したジョコ大統領は「南北線はジャカルタの姿を一変させた。東西線の建設はグローバル都市としてのジャカルタを支え、完成すれば本当の意味での近代的な交通が誕生する」と期待を示しました。

また、インドネシアに駐在する日本の正木靖大使は「この鉄道システムはインドネシアと日本との経済的パートナーの象徴になっている。ジャカルタの継続的な成長と発展に大きく貢献するものと確信している」と述べました。

JICA=国際協力機構などによりますと、今回整備される東西線は24.5キロの区間で、このうち地下部分にあたる9.4キロを日本が支援し、来年の後半から着工する見通しだということです。

最終的には80キロ余りまで区間をのばし、ジャカルタと隣接する州を結ぶ計画で、交通渋滞の緩和への貢献が期待されています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。