食や衣装、音楽やダンスでインドの魅力を伝え浜松市民との交流につなげる(開催イメージ)

インドの魅力を食や衣装、音楽などで伝える「インドはままつフェスティバル」が14〜15日に浜松市で初開催される。民間有志でつくる委員会が企画し、スズキなど企業が協力する。同国がテーマの本格イベントを通じ、浜松や近隣でも増えるとみられるインドからの人材がとけ込みやすい環境を整える。

浜松駅近くの高架下広場「新川モール」で14日は午前10時〜午後7時、15日は午前10時〜午後5時に開く。インド料理を6店が提供し、同国のスイーツや民族衣装、書籍、映像ソフトなどを扱う店も出る。

日印双方の伝統衣装のレンタルやスパイス「ガラムマサラ」づくり、化粧品のコーセーによるメイクなどの体験コーナーもある。ステージでは音楽やダンスの披露のほか、日印の情報を発信するインフルエンサー「MAYO JAPAN」のトークセッションもある。計5000人の来場を見込む。

幹部や社員が企画にも関わるスズキはインド乗用車市場で最大手。コーセーもスキンケア化粧品で現地に進出する。両社のほか自動車部品が中核のソミックグループ、「うなぎパイ」の春華堂など複数の浜松企業が協賛する。

東京や大阪での同様の催しより規模は小さいが「地域の人とインドの人をつなぐ、グローバル目線だが浜松に根を張ったイベント」(実行委員長の新村康二氏)を目指す。毎年開き、新たなビジネスやコミュニティーの共創の場へ発展させたい考えだ。

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