AP通信などによりますと、北アフリカのモロッコの現地当局は、9日に南部で降った激しい雨の影響で洪水が発生し、これまでに18人が亡くなり、9人が行方不明になっていると発表しました。

亡くなった人の中には、カナダやペルーからの観光客も含まれているということです。

現地からの映像には、南部の観光地ワルザザートの市街地で、ひざ上まで水につかった人々が避難する様子が映っていて、中には子どもを抱えている人もいます。

また、別の場所を空から撮影した映像には、大雨や洪水の影響で崩れたとみられる建物の近くで救助活動が行われている様子が確認できます。

この地域は、ふだん乾燥していて、この週末の2日間だけで1年間の降水量を上回った場所もあったということです。

また、AP通信はモロッコの隣国、アルジェリアでも洪水が発生し、これまでに5人の死亡が確認されたと伝えています。

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