富士フイルムホールディングス(HD)傘下の複合機メーカー、富士フイルムビジネスイノベーション(BI、旧富士ゼロックス)は10日、10月から米国でデジタルカラー複合機を販売すると発表した。これまで自社ブランドの展開はアジア太平洋地域や欧州などに限られていた。2021年3月に米ゼロックスとの提携関係が解消し、競合として米国市場を開拓する。
オフィス向けデジタルカラー複合機「Apeos(アペオス)」の販売を、現地の販売代理店を活用して始める。富士フイルムBIは米ゼロックスと提携していた21年までは米欧での事業を展開していなかった。提携解消に伴い、21年4月から自社ブランドでの複合機販売を始めた。24年4月には欧州で販売を始めるなど、展開地域を広げている。
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