イギリスのウィリアム皇太子の妻キャサリン妃は、ことし1月に腹部の手術を受け、その後の検査でがんが見つかったと3月に公表しましたが、病気の進行の程度など詳しい病状は明らかにしていませんでした。

化学療法を受けてきたキャサリン妃は9日、SNSに動画を投稿し、その治療を終えたと公表しました。

これについて、キャサリン妃は「どれほどの安ど感を覚えたか言葉では言い表せません。この9か月間は私たち家族にとって信じられないほど厳しいものでした」と振り返りました。

今後については、「治癒と完全な回復への道のりは長い」とする一方で、「私は新たな希望と生への感謝の気持ちを持って新しい回復段階に入る」と述べ今後、数か月のうちに複数の公務に参加することを明らかにしました。

8月、東部ノーフォーク州で撮影されたとされる動画では、キャサリン妃がウィリアム皇太子や子どもたちと明るい表情で自然のなかを散策する様子などが映し出されています。

キャサリン妃はことし6月に首都ロンドンで行われたチャールズ国王の誕生日を祝う公式行事でおよそ半年ぶりに公の場に姿を見せましたが、国民からはその健康状態について高い関心が寄せられていました。

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