【詳細】ロシア ウクライナに軍事侵攻(9月8日の動き)

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ウクライナの越境攻撃 米英情報機関の長官が意見交換

アメリカのCIA=中央情報局のバーンズ長官とイギリスの対外情報機関、MI6のムーア長官は7日、ロンドンで開かれたイベントで対談しました。

2人が公の場にそろって姿を見せるのは初めてで、ウクライナ情勢などについて意見を交わしました。

この中でムーア長官は、ウクライナ軍が進めているロシア西部クルスク州への越境攻撃について「形勢を変えようとする彼らの大胆な動きだ」と述べ、作戦を遂行したウクライナ側を評価しました。

また、バーンズ長官も「プーチンのロシアと軍のぜい弱性を露呈した。エリートたちにこの戦争がどこに向かっているのかという疑問を投げかけた」と述べプーチン政権に動揺を与えたなどとして、越境攻撃は一定の成果があったという認識を示しました。

一方、ロシアの動向を巡りバーンズ長官は「戦術核兵器が使用される真のリスクがあると考えた瞬間が2022年の秋にあった」と述べ、ウクライナ軍が東部ハルキウ州などで反撃を進めていたこの時期に、ロシアによる核兵器使用の可能性に最大限警戒を強めていたことを明らかにしました。

ムーア長官はロシアが繰り返している核の威嚇について「西側諸国の誰もひるまないだろう」と述べ、警戒しつつも過度に恐れる必要はないと指摘した上で、両長官ともにウクライナを支援し続ける必要性を強調しました。

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