カザフスタンでは石炭火力が主要なエネルギー源となっている(同国の火力発電所)=ロイター

【モスクワ=共同】カザフスタンのトカエフ大統領は2日、原発建設の是非を巡る国民投票を10月6日に実施する大統領令に署名した。大統領府が発表した。カザフではソ連時代に原発が稼働していた。

トカエフ氏は国民向け演説で、世界的なエネルギー不足を考慮すると、クリーンなエネルギー源を緊急に必要としていると訴え、理解を求めた。現在は電力源の約80%が石炭火力、約15%が水力発電とされる。

タス通信によると、エネルギー省は原発の立地候補として南部アルマトイ州のバルハシ湖南西部の村を挙げている。原発技術の提供元は、中国の国有大手、中国核工業集団(CNNC)やロシア国営原子力企業ロスアトム、韓国水力原子力、フランス電力公社(EDF)が候補になっている。

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