【ブリュッセル=共同】欧州連合(EU)は30日、ブリュッセルで非公式の国防相会合を開き、ロシアが侵攻するウクライナへの軍事支援として実施している同国兵の訓練について、ウクライナ国内では行わない方針で合意した。EUの外相に当たるボレル外交安全保障上級代表が会合後の記者会見で述べた。
フランスのマクロン大統領は軍事教官をウクライナに派遣する計画に前向きな姿勢を示していた。だがボレル氏によると、一部の加盟国が難色を示して合意には至らず、可能な限りウクライナに近い場所で訓練することになった。
ボレル氏は、EUによる訓練の調整などを行う拠点をウクライナの首都キーウ(キエフ)に設置することを提案したことも明らかにした。
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