11月のアメリカ大統領選挙に向けて、激戦州の一つ、東部ペンシルベニア州では9月10日、ABCテレビの主催でテレビ討論会が行われる予定です。

アメリカメディアによりますと、討論会で相手候補の発言中にマイクの音を切るかどうかをめぐり両陣営の意見が対立していて、ハリス氏の陣営は常にマイクの音を入れるよう求めているということです。

政治専門サイト「ポリティコ」はトランプ氏の不適切な発言を引き出すことがねらいだと伝えています。

トランプ氏は26日、記者団に対し「マイクの音を消すという合意だった。彼女が討論会を望んでいないからルールを変えようとしている」と不満を示しました。

さらに、ABCテレビの報道のあり方に疑問を投げかけた上で「ほかの放送局でやろう。私は公平な討論会を行いたい。厳しい質問をしてくれてもかまわないが、とても不公平だ」と述べ、公平な討論会にはならないと主張しました。

討論会は両候補が初めて直接、論戦を交わす機会になる見通しで、両者の駆け引きが活発になっています。

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