アフガニスタンでは、アメリカ軍が撤退する直前の2021年8月、首都カブールの国際空港の近くで大規模な自爆テロが起き、アメリカ軍の兵士13人と国外に退避しようと集まっていたアフガニスタン人など100人以上が死亡しました。

この自爆テロから3年となる26日、バイデン大統領とハリス副大統領はそれぞれ、追悼の声明を出し、このうち、ハリス氏は死亡した兵士を悼んだうえで「バイデン大統領はアメリカ史上最も長い戦争を終わらせるため勇気ある正しい決断をした」とコメントしました。

一方、トランプ前大統領はワシントン近郊のアーリントン墓地で行われた式典に参加し、花輪をささげて亡くなった兵士を悼みました。

そして「わが国の歴史上、最も恥ずべき瞬間から3年だ。甚だしい無能さによって13人の兵士が死亡し、何百人もの市民が殺された」とSNSに投稿し、バイデン政権を批判しました。

アフガニスタンからの部隊の撤退をめぐっては、バイデン政権は、20年におよぶ軍事作戦に終止符を打ったとして実績として強調していますが、野党・共和党は、撤退の際に大きな混乱が起きたため、「撤退の判断が拙速だった」などと批判しています。

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