シナゴーグの前で車2台が放火された(フランス南部モンペリエ近郊、24日)=ロイター

【パリ=共同】フランス南部モンペリエ近郊のシナゴーグ(ユダヤ教会堂)前で24日、車が放火され、捜査当局は実行犯とみられるアルジェリア人の男(33)らを逮捕した。フランスメディアが伝えた。ユダヤ人を狙った犯行とみられ、検察がテロとみて捜査している。

男は車2台に放火した疑いが持たれており、うちガスボンベが積載されていた1台が爆発。駆け付けた警察官1人が軽いけがをした。事件当時、シナゴーグには5人いたが無事だったという。

マクロン大統領はX(旧ツイッター)で「反ユダヤ主義との闘いは、絶え間ない闘いだ」と訴え、ユダヤ系住民への連帯を示した。

2023年10月のイスラム組織ハマスのイスラエル奇襲後、欧州最大のユダヤ人コミュニティーを抱えるフランスでは反ユダヤ的な行為が急増している。

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