モスクワのソビャニン市長は無人機攻撃への警戒感を示した=ロイター

ロシア国防省は21日、首都モスクワなどロシア各地にウクライナによるドローン(無人機)攻撃があったと発表した。モスクワやウクライナと国境を接する西部地域などに飛来した無人機45機を撃墜した。

ロシア国防省によるとモスクワで11機を撃墜した。モスクワのソビャニン市長は21日、「無人機でモスクワを攻撃しようとした最大規模の試みの一つだ。状況を注視している」と通信アプリに投稿した。無人機攻撃による被害はこれまでに報告されていない。

他に西部ブリャンスク州で23機を撃墜したほか、ベルゴロド州で6機を撃墜したという。

ブリャンスク、ベルゴロドの両州は、ウクライナが越境攻撃を進める西部クルスク州に近接する。

モスクワでは2023年7月に無人機による攻撃が相次ぎ、市中心部のビジネス街のビルが損傷した。ロシア国防省はウクライナによる攻撃だと主張した。

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