北方領土の元島民などが故郷の島を訪れる「北方墓参」や「ビザなし交流」などの事業は、4年前から新型コロナの感染拡大や、ロシアによるウクライナ侵攻の影響で、実施が見送られています。

事業の再開の見通しはたっておらず、おととしからは元島民らが船から先祖を供養する「洋上慰霊」を実施していて、ことしも20日から行っています。

こうした中、18日、北方領土の色丹島のロシア人島民たちが直接、墓参りに来ることができない日本人の元島民たちのために日本人墓地の清掃作業を行いました。

現地で撮影された写真には、ロシア人島民が日本人墓地で草を刈る作業の様子などが写っています。

参加したロシア人島民によりますと、これまでの交流を通じて、元島民たちがお盆の行事を大切にしてきたことを知っていたことから、この時期に清掃作業を行うことにしたということで、今後もこうした活動を続けていきたいとしています。

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