ロシア西部クルスク州では、ウクライナ軍がセイム川にかかる2本の橋を破壊したとして、それぞれ16日と18日に映像を公開し、ロシア軍の後方支援に打撃を与えていると強調しました。

19日にはロシアの連邦捜査委員会の捜査官が、新たに3本目の橋がウクライナ軍に攻撃され、損傷したと発表しました。

こうした中、ロシア大統領府のウシャコフ補佐官は19日、「クルスク州の状況を踏まえれば、現時点で、われわれは話し合うつもりはない」と述べ、ウクライナとの和平交渉は行わない姿勢を示しました。

そして、プーチン大統領が6月に示した、ロシアが一方的に併合したウクライナの4つの州からウクライナ軍が撤退すれば、和平交渉を始めるなどとする提案は今でも有効だとしたうえで、今後の交渉の可能性については「戦況を含めて状況次第だ」と述べました。

一方、インドとウクライナの両政府は、インドのモディ首相が今月23日にウクライナを公式訪問し、ゼレンスキー大統領と会談すると発表しました。

インド外務省の高官は会見で「インドは平和的な解決を見いだすため、必要なあらゆる支援をする用意がある」と述べていて、事態の打開に向けてインドの動向が注目されます。

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