先月28日に投票が行われたベネズエラの大統領選挙で、現地の選挙管理委員会はマドゥーロ大統領の当選を発表しましたが、野党側はゴンサレス候補が70%近い得票で勝利したとして、選挙結果を受け入れていません。

国連も今月13日、「開票結果を明らかにせずに、当選者だけを発表するのは、現代の民主的な選挙では前例がない」とする報告書をまとめるなど、国際社会からは結果を疑問視する声が相次いでいます。

これについて15日、隣国ブラジルのルーラ大統領は地元メディアのインタビューでマドゥーロ政権は各国から選挙監視団を受け入れて選挙をやり直すべきだと提案したほか、アメリカのバイデン大統領も再選挙を支持したと報じられました。

これに対し、マドゥーロ大統領は「内政干渉だ。アメリカがベネズエラの選挙を監視する立場になろうとすることを断固として拒否する」と強く反発しました。

一方、野党側は、マドゥーロ政権が野党側の勝利を受け入れるべきだという姿勢を崩しておらず、対立が深まっています。

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