大塚製薬はうつ病のデジタル治療アプリを米国で発売した

大塚ホールディングス傘下の大塚製薬は、米治療アプリ会社と共同開発したデジタル治療アプリ「リジョイン」の販売を米国で始めた。3月に米食品医薬品局(FDA)から、うつ病の一種である大うつ病の補助療法として認可を取得していた。薬との併用で治療効果を高め、患者の早期治療につなげる。

リジョインは抗うつ薬を利用する22歳以上の大うつ病患者が対象となる。利用には医療機関や遠隔診療を通じた処方箋が必要となる。6週間のプログラムで、アプリを週3回使って認知機能の訓練や運動などを実施して治療する。

販売価格は200ドル(約3万円)。当面は価格を割り引いてアプリの認知度向上などに努める。近く医療保険の適用も予定されている。欧州での販売は検討中で、日本では未定という。

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