ウクライナ軍は8月6日以降、ロシア西部クルスク州に大規模な越境攻撃を続けていて、これまでに東京23区の1.5倍余りに当たるおよそ1000平方キロメートルのロシアの領土を掌握したと主張しています。

ウクライナ側のさらなる進軍が続く中、アメリカのシンクタンク「戦争研究所」は、8月12日に撮影された衛星写真の分析をもとに、クルスク州の町、リゴフ周辺の幹線道路付近で複数のざんごうが新たに設置されていると指摘しました。

そのうえで「ロシアがウクライナ軍の部隊の急速な進軍を懸念しているようだ。ロシア軍は特に主要な幹線道路を警戒している」として、ウクライナ軍の進軍を食い止めようと防御を固めているとの見方を示しています。

一方、ウクライナ軍は14日、クルスク州やボロネジ州、ニジニ・ノブゴロド州にある4つの空軍基地を攻撃したと発表しました。

これらの基地はウクライナを攻撃するスホイ34戦闘爆撃機や、スホイ35戦闘機などの拠点で標的は燃料貯蔵庫や武器庫などだったとしていて、ウクライナ軍によるロシア領内への攻撃が一層激しくなっています。

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