エスタンゲ会長はパリオリンピックの閉幕を翌日に控えた10日、パリ市内で会見しました。

この中で「国内外の社会的緊張や悪天候などいくつもの困難があり、適応する必要があった」としながらも、セーヌ川などパリを象徴する名所を舞台とした大会を振り返り「最も野心的な選択をしたが、やり遂げ、誇らしい。すばらしい成功を収めた。フランスは自信、団結、それに温かい歓迎の姿勢を世界に示した」と述べました。

その上で、大会を通じたチケットの販売数がオリンピック史上最も多いおよそ950万枚に上ったことを明らかにし、今月28日に開幕するパラリンピックの成功にも自信を示しました。

これに続いて2028年のロサンゼルス大会の組織委員会も会見し、ロサンゼルス市のバス市長は11日の閉会式でパリのイダルゴ市長からオリンピックの旗を受け継ぐことについて、2人ともそれぞれの都市で初めての女性市長だとし、「歴史的な瞬間だ。世界中の少女たちに『何だってできるんだ』というメッセージを送ることになる」と強調しました。

そして「ロサンゼルスは世界中から集まった人や宗教、伝統によって作られている。その多様性を世界に披露するのを待ちきれない」と述べた上で、大会の開催を通じて市民が将来にわたって恩恵を受けられるよう、雇用の創出や公共交通機関の整備などを進めるとしました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。