7日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価の終値は、前日に比べて234ドル21セント安い、3万8763ドル45セントでした。

ダウ平均株価の値下がりは2日ぶりです。

取り引き開始直後は、日銀の内田副総裁が利上げを急がない考えを示したことも安心材料となって買い注文が増え、ダウ平均株価は一時、400ドルを超える値上がりとなりました。

しかし、その後はアメリカの長期金利が上昇したことをきっかけに景気の先行きに警戒感が広がって売り注文が優勢となり、値下がりに転じました。

今週のニューヨーク株式市場は、週明け5日に、投資家がリスクを避けようと株式を売る動きが加速し、ダウ平均株価はおよそ1年11か月ぶりに1000ドルを超える急落となりました。

翌日の6日は買い戻しの動きが強まって300ドル近い値上がりとなったものの、7日は再び値下がりに転じ、不安定な値動きが続いています。

ハイテク関連銘柄の多いナスダックの株価指数も1%の下落でした。

市場関係者は「週明けに投資家の間で広がった動揺は落ち着いてはきているが、先行きを警戒する投資家は依然として多い。急落したダウ平均株価の回復が進む展開となるには時間がかかりそうだ」と話しています。

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