【ニューヨーク=佐藤璃子】米チャールズ・シュワブやフィデリティ・インベストメンツなど複数の大手ネット証券で5日、システムの不具合により顧客が取引サイトにログインできなくなるトラブルが発生した。米景気懸念を背景に株安が進むなか、個人の取引急増でシステムに負荷がかかった可能性がある。
利用者からの報告に基づきウェブサービスの不具合情報を集計しているダウンディテクターによると、チャールズ・シュワブやフィデリティ、運用大手バンガード、TDアメリトレードなどで一時的に不具合が生じた。ピーク時である米東部時間の午前10時前にチャールズ・シュワブで1万4000件以上、フィデリティで3600件以上の報告があった。
なお障害の大部分は同日午後には解消されたとみられる。チャールズ・シュワブとフィデリティはX(旧ツイッター)で、すでに解決済みだと発表した。いずれも不具合の原因については言及していない。
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