小泉法相 ウクライナを訪問 汚職対策の強化などに向け協力へ

小泉大臣は5日、ウクライナの首都キーウでマリュスカ法相やコスティン検事総長と会談しました。

ウクライナでは、長年、政府機関などでの汚職のまん延が深刻な問題となっていて、ロシアの軍事侵攻後、各国の支援を受ける上でも対策の強化が求められています。

会談では、日本がアジアなどで行ってきた協力の経験をもとに、ウクライナでの捜査機関の人材育成や刑法などの法制度の拡充に向けて支援を強化することで合意し、覚書に署名しました。

署名のあと、マリュスカ法相は「経済と外交、そして専門的な法の支援をしてくれる、重要なパートナーである日本に改めて感謝する」と述べました。

また、一連の会談を終えた小泉大臣は「ウクライナ側からは汚職対策がいちばん大事という発言があった。ウクライナに入る復興資金が公平に透明性を持って配分されないと、復興につながっていかない。汚職対策や司法改革をさらに支援していきたい」と話していました。