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イラン部隊 イスラエルに報復行うと強調 ハマス最高幹部殺害で
イラン部隊 イスラエルに報復行うと強調 ハマス最高幹部殺害で
イスラム組織ハマスの最高幹部が、訪問先のイランで殺害されたことについてイランの軍事精鋭部隊は3日、飛しょう体による攻撃だったと主張した上で「イスラエルは適切な時と場所、質で、厳しい罰を受けるだろう」として報復を行うと強調しました。
パレスチナのガザ地区でイスラエルと戦闘を続けるハマスのハニーヤ最高幹部は先月31日、訪問先のイランで殺害されました。
これについてアメリカの複数のメディアは、イスラエルによって宿泊先の部屋に仕掛けられた爆発物で殺害されたと伝えていますが、当時の状況を調べていたイランの軍事精鋭部隊革命防衛隊は3日、声明を発表し、殺害は宿泊先の敷地の外から発射された短距離の飛しょう体によって行われたと主張しました。
そして、飛しょう体には7キロの弾頭が搭載されていたとしていて「イスラエルによって計画・実行され、アメリカによって支援されたテロ行為だ」と改めて強く非難しました。
そのうえで「イスラエルはこの犯罪に対する報いとして、適切な時と場所、質で、厳しい罰を受けるだろう」と述べ、報復を行うと強調しました。
また、イラン議会の外交安全保障委員会の委員長もアラブ系のメディアに対し、報復は避けられないとしたうえで「敵に忘れることのできない教訓を与え、抑止力になるだろう」などと述べ、中東で緊張がいっそう高まっています。
一方、イスラエル軍はガザ地区の各地で攻勢を強めていて、北部では3日、避難者が身を寄せる学校への攻撃で子どもや女性を含む少なくとも15人が死亡したと地元メディアは報じています。
地元の保健当局はこれまでに3万9550人が死亡したと発表し、犠牲者の数は増え続けています。
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