【キーウ=共同】ウクライナ軍参謀本部は3日、ロシアが併合したウクライナ南部クリミア半島セバストポリを攻撃し、ロシア黒海艦隊の潜水艦を沈没させたと発表した。クリミア半島にある防空システムにも損傷を与えたとした。
軍参謀本部によると、この潜水艦は2023年9月、ウクライナのミサイル攻撃で損傷した。ロシア側が修理したという。
ウクライナ空軍は3日、ロシア軍が2日夜から3日朝にかけて無人機29機とミサイル4発でウクライナを攻撃したと発表した。無人機29機のうち24機は、南部のヘルソン州やオデッサ州、北東部スムイ州などで撃墜したと主張した。
ゼレンスキー大統領は2日の声明で、東部ドネツク州ポクロウシクで「最も激しい戦闘が続いている」と述べた。シルスキー軍総司令官の報告を受けたという。
一方でロシア国防省は3日、前夜から南部、西部などでウクライナ軍の無人機75機を破壊したと発表した。西部オリョール州では無人機2機が集合住宅に落下したほか、南部ロストフ州では倉庫で火災が発生、西部ベルゴロド州では石油備蓄施設で爆発が起きた。
【関連記事】
- ・F16第1陣がウクライナ到着 待望戦力、局面打開に難も
- ・米国、ウクライナへ追加軍事支援発表 防空強化
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。