日米の外務・防衛の閣僚協議、いわゆる「2プラス2」が28日東京で行われ、自衛隊とアメリカ軍の部隊連携を円滑にするため、それぞれの指揮・統制の向上の一環として在日アメリカ軍を「統合軍司令部」として再構成する考えが示されました。
自衛隊に創設する「統合作戦司令部」のカウンターパートとなるもので、現在はハワイに司令部があるインド太平洋軍が担っている作戦指揮の権限を持つことになります。
防衛省は、調整がしやすくなり、自衛隊と在日アメリカ軍の連携が進むとしていますが、指揮・統制の向上をめぐっては野党などから「アメリカ軍との一体化が強まるのではないか」という指摘があります。
防衛省は、自衛隊が在日アメリカ軍の指揮下に入ることはないとしており、今後、アメリカとの間で具体的な連携のあり方などを協議していくことにしています。
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