ASEAN各国とアメリカ、中国、ロシア、日本など関係国が参加する一連の外相会議は、ラオスの首都ビエンチャンで25日から27日まで開かれる予定です。
25日は、ASEAN加盟国の外相会議が開かれ、3年前のクーデター以降、激しい戦闘が続くミャンマー情勢などが主な議題となる見通しです。
ミャンマーで実権を握る軍は、これまでASEANの主要な会議に欠席を続けていましたが、ことしに入り、閣僚級の会議に相次いで高官を派遣していて、今回は、外務次官が出席することになっています。
NHKが入手した外相会議の共同声明の草案では「暴力行為が続いていることを強く非難する」などと明記する方向で調整が進められていて、各国の間で事態の鎮静化に向けた議論が交わされるかが焦点です。
また、26日はASEANとアメリカや中国など関係国の間の外相会議が相次いで開かれる予定で、なかでも南シナ海情勢をめぐって対立するフィリピンと中国の議論の行方が注目されています。
さらに最終日の27日に開かれるASEAN地域フォーラムでは北朝鮮や台湾の情勢などアジア太平洋地域の安全保障について各国が意見を交わす予定となっています。
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