カナダの中央銀行にあたるカナダ銀行は24日、政策金利を今の4.75%から4.5%に引き下げると発表しました。
カナダ銀行が利下げを行うのは4年3か月ぶりに利下げに踏み切った先月に続き、2会合連続です。
カナダの先月の消費者物価指数の前の年の同じ月と比べた上昇率は2.7%まで低下していて、カナダ銀行は声明で再び利下げを行った理由について「物価上昇圧力が広い範囲で緩和を続けている」と説明しています。
カナダ銀行は、インフレを抑えるため、おととし3月から去年7月まで段階的に利上げし金融の引き締めを進めましたが、先月から金融緩和政策に転じています。
金融市場では、ヨーロッパ中央銀行も先月の金融政策を決める理事会で4年9か月ぶりに利下げに踏み切ったほか、アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会もことし9月にも利下げに踏み切るとの観測が広がっています。
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