フィリピンでは接近した台風3号やモンスーンの影響で大雨が続き、今月18日以降、各地で土砂崩れや浸水の被害が相次いでいます。

フィリピンの災害対策当局はこれまでに南部ミンダナオ島で少なくとも8人が死亡したほか、1人が行方不明になり、フィリピン全土で88万人余りが被災したと発表しています。

また首都マニラでは24日、首都圏を流れる川が大雨で増水して氾濫し、住宅街が水につかるなどしたため非常事態が宣言されました。

増水した川を撮影した映像には、コンテナが流されていく様子などが映っています。

当局によりますと多くの浸水した地域の住民が公共の施設に避難したほか、警察や軍が出動して取り残された住民の救助にあたったということです。

台風3号はすでにフィリピン周辺を離れましたが、当局は引き続き大雨に警戒するよう呼びかけていて、マニラ首都圏では25日も学校や官公庁などを休みとする措置をとっています。

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