ユン・ソンニョル大統領は22日、テレビ中継を通じて、みずからに近い政治家の1人として知られるチョン・ジンソク(鄭鎮碩)氏を秘書室長に任命したことを明らかにしました。
チョン秘書室長は国会で副議長を務めたほか、おととし7月からは韓日議員連盟の会長を務めました。
ユン大統領は、起用の理由について「政策を進めるため野党に対して説得や意思疎通に力を入れていく。そのためにチョン氏を呼んだ」と述べました。
韓国では、今月10日行われた総選挙で野党・共に民主党が過半数を維持し、与党・国民の力が大敗しました。
このためユン大統領としては、政治経験が豊富なチョン氏を秘書室長に据えて野党との関係を円滑にしたい考えです。
ただ野党の報道官は「チョン秘書室長は与党を大統領府のイエスマンに転落させた張本人の1人だ」などと批判していて、先行きは不透明です。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。