自民党の茂木幹事長は新潟県長岡市で講演し、アメリカ大統領選挙について「直近の世論調査を見てみると、現状のアメリカの雰囲気は『ほぼトラ』から『かくトラ』に近くなってきている」と指摘し、共和党の大統領候補に指名されたトランプ前大統領が勝利する可能性が高まっているという認識を示しました。
そのうえで茂木氏は「仮にトランプ大統領が再び生まれることになったら、日米2国間の問題はうまく対応できると思うが、ウクライナや気候変動への対応など、国際社会全体にかかわる問題では苦労するかもしれない」と述べました。
そして「私は日米貿易交渉を担当した時に、当時のトランプ大統領から『茂木はタフだ』『やりにくい』と言われたことがあるが、まずはトランプ氏が何に関心をもっているのかを正しく分析し、理解することが必要だ。日米共通の利益などをしっかり説明して議論を重ね、日米同盟は国際社会の平和と安定にかかわる、極めて重要な関係だという思いで取り組みを進めたい」と述べました。
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