ヨーロッパ中央銀行は18日、本部があるドイツのフランクフルトで金融政策を決める理事会を開き、主要な政策金利を現在の4.25%のまま据え置くと発表しました。

6月の会合では、4年9か月ぶりの利下げに踏み切りましたが、今回の会合後の声明では「物価上昇の圧力は依然として高い」などとして、今後のインフレの動向を見極めたいとしています。

ユーロ圏の6月の消費者物価指数は2023年の同じ月と比べて2.5%の上昇と、一時10%を超えていたおととしの水準から低下したものの、物価目標の2%は上回っています。

ヨーロッパ中央銀行としては、いまの金利水準が物価や景気に与える影響を引き続き注視しながら、次回・9月の会合も含め追加の利下げを行う時期を慎重に探っていく方針です。

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