ベトナム共産党は18日、最高指導者のグエン・フー・チョン書記長の健康状態について発表し、医師や医療スタッフなど専門チームが動員され、病気の治療に専念することを明らかにしました。

発表では、チョン書記長の詳しい病状については触れられていませんが、トー・ラム国家主席が事実上の代行を務めるということです。

チョン書記長は、国会議長などを経て、2011年にベトナムの最高指導者である党書記長に就任し、現在は異例の3期目を務めています。

汚職の撲滅を掲げ、党や政府の幹部などに対する摘発や処分を推し進める一方、外交面では、アメリカや中国など各国との関係強化に取り組み、国際社会の二極化が進む中でも全方位外交を主導しました。

チョン書記長は先月、ハノイを訪れたロシアのプーチン大統領と会談して以降、党の重要会議を欠席するなど体調を不安視する声もあがっていました。

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