アメリカ国務省の高官によりますと、ブリンケン国務長官は4月24日から26日まで、中国の上海と北京を訪れ、王毅外相などと会談する予定です。

一連の会談では、5月に台湾で頼清徳氏が総統に就任するのを前に、台湾情勢について協議する見通しで、国務省の高官は「来月20日に就任式がある重要かつセンシティブな時期にあって、すべての国が台湾海峡の平和と安定に貢献し、緊張を高めるような行動は控えるべきだというメッセージを伝えることにしている」と話しています。

また、中国が海洋進出の動きを強める南シナ海や、北朝鮮についても意見を交わすほか、ウクライナ情勢では中国によるロシアの防衛産業への支援について、強い懸念を示すことにしています。

今回の訪問は、米中両国の間の対話を維持し、関係の安定化を図ることも目的だとしています。

ブリンケン長官が中国を訪れるのは、去年6月以来です。

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