アメリカの自動車ブランド以外でUAWが組合を結成したことで今後、日本メーカーに対しても組合の結成や賃上げを求める声が強まりそうです。
UAW=全米自動車労働組合は19日、アメリカ南部テネシー州にあるドイツの自動車メーカー、フォルクスワーゲンの工場の労働者がUAW傘下の労働組合を結成することを決めたと発表しました。
加入の賛否を問う投票が行われ、73%が賛成したということです。
UAWはビッグ3と呼ばれたGM=ゼネラル・モーターズとフォード、それに、クライスラーのブランドを傘下に持つヨーロッパのステランティスの3社の工場で労働組合を持ち、会社と賃上げなどの労使交渉を行ってきました。
去年秋には組合は3社の一部工場でストライキを行い、4年半で25%の賃上げを会社から勝ち取りました。
今回、UAWがビッグ3以外の外国メーカーでも労働組合を結成したことで、活動が一段と活発になることが予想されます。
アメリカに工場を持つトヨタ自動車やホンダなど、日本メーカーに対しても組合の結成や賃上げを求める声が強まりそうです。
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