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ウクライナ情勢 ロシアによる軍事侵攻 最新情報・解説 - NHK特設サイト

ロシア 参謀総長がロボット兵器を視察

ロシア軍のゲラシモフ参謀総長は、激戦が続くウクライナ東部のドネツク州での作戦に関わった部隊を訪問して兵士たちを激励するとともに、作戦で使用したとされるロボット兵器などを視察し、戦闘能力の高さを誇示するねらいがあるものとみられます。

ロシア国防省は、ウクライナが去年8月に(2023年)ロシアから奪還したとしていた東部ドネツク州の集落ウロジャイネについて、今月14日にロシア軍が再び掌握したと発表しました。

こうした中、ロシア国防省は16日、制服組トップのゲラシモフ参謀総長がウロジャイネを掌握する作戦に関わった部隊の司令部を訪問し兵士たちを激励し、作戦で使われた兵器を視察したと明らかにしました。

公開された映像では、ゲラシモフ参謀総長が戦車のような形のロボット兵器などを間近で視察する様子も見られ、ウクライナ軍との激戦が伝えられる中、ロシア軍の戦闘能力の高さを誇示するねらいがあるものとみられます。

ウクライナ 軍の動員を厳格化

ウクライナでは、軍への動員を厳格に行うため対象年齢の男性が個人情報を軍に登録することが義務づけられ、16日、その期限となりました。

登録を拒む人もいますが、ゼレンスキー大統領は、動員に関する計画は順調に進んでいると強調していて不足が指摘される兵員の確保につなげたい考えです。

ロシアによる軍事侵攻が続くウクライナでは、ことし5月、軍への動員を厳格に行うための改正動員法が施行され、18歳から60歳の男性は、16日までに住所や家族などの個人情報を軍に登録することが義務づけられました。

前日の15日、首都キーウにある行政機関には、手続きを行うため朝から50人ほどが集まっていました。

25歳の男性は、個人情報の登録について「大事なことだ」とした上で「建築に関する教育を受けてきたので、その技能が前線でも役立つかもしれない」と話していました。

28歳の男性は「前線が置かれた状況は厳しいと思う。改正法に全面的に賛成とは言えないが、ほかに選択肢がない」と話していました。

ウクライナの調査会社が先月、発表した世論調査では、改正動員法を支持しないと答えた人が52%と半数にのぼっていてNHKがキーウ市内で話を聞いても「戦地に赴きたくない」などとして「登録しない」という人も少なくありませんでした。

一方、ウクライナの国防省は、14日の時点でおよそ400万人が登録を完了したと発表し、ゼレンスキー大統領も15日、動員に関する計画は順調に進んでいると強調していてロシア軍の攻勢が強まる中、不足が指摘される兵員の確保につなげたい考えです。

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