11月のアメリカ大統領選挙に向けた共和党の全国党大会は来週15日から4日間、中西部ウィスコンシン州で行われ、事前の予備選挙で各候補に割り当てられた代議員が投票し、党の大統領候補が正式に指名されます。

これを前に、トランプ前大統領と候補者指名を争ったヘイリー元国連大使は9日、声明を発表し「全国党大会は結束する時だ」と訴えました。

そのうえで「バイデン大統領は2期目を務める能力がない。われわれには敵の責任を追及し、国境を守り、債務を減らし、経済を軌道に戻す大統領が必要だ」として、予備選挙で自身が獲得した代議員に対し、トランプ氏に投票するよう呼びかけました。

ただ、ヘイリー氏は全国党大会に招待されておらず、参加しないとみられます。

ヘイリー氏は予備選挙でトランプ氏と距離を置く人たちの受け皿になってきただけに、今回の呼びかけがトランプ氏にとって追い風となるのか注目されます。

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