インドのモディ首相は8日、ロシアの首都モスクワに到着し、プーチン大統領と郊外にある大統領公邸で非公式の会談を行いました。

モディ首相が、ロシアを公式訪問するのはウクライナ侵攻後、はじめてで、9日には閣僚なども参加して首脳会談が行われる予定です。

インドはロシアの伝統的な友好国で、ウクライナ侵攻をめぐってもロシア軍の即時撤退を求める国連の決議案の採決を棄権するなど、中立的な立場を維持してきました。

インドとロシアの首脳会談は、9日からアメリカ・ワシントンで開かれるNATO=北大西洋条約機構の首脳会議のさなかに行われることになります。

プーチン大統領としては、ウクライナ侵攻で欧米との対立を深めるなか、グローバル・サウスの代表格でもあるインドにロシアの立場に理解を求めたいねらいがあるとみられ、軍事や経済面など、両国の関係強化に向けて、どのような話し合いが行われるのか注目されます。

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