フランスで6月30日に1回目の投票が行われた議会下院にあたる国民議会の選挙は開票作業が行われ、地元メディアは得票率で極右政党の国民連合と、連携する勢力が大きく躍進し、合わせて33.2%と首位にたち、左派の連合の新人民戦線が28.1%、マクロン大統領の与党連合は21%で3位にとどまる見通しだと伝えています。
有力紙ルモンドは、フランス内務省のデータをもとに日本時間の午前9時半ごろの時点で577の選挙区のうち当選したのは国民連合などが40人、新人民戦線が32人、与党連合は4人だと伝えました。
多くの選挙区でいずれの候補者も過半数を獲得できず、決選投票が行われる見通しで、3人以上の候補者が決選投票に進む選挙区は300を超えるとしています。
決選投票に向けて与党連合や新人民戦線からは、極右に対抗しようとする票が分散する懸念から、状況に応じてみずからの候補者を取り下げ、協力する用意があるという発言も出ていて、今後、こうした動きがどこまで広がるかが焦点です。
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