【ベルリン=共同】ドイツ検察は18日、ウクライナへの軍事支援を阻む目的で軍事施設などへの攻撃を計画したとして、スパイ容疑などでドイツ系ロシア人の男2人を南部バイエルン州で逮捕したと発表した。ドイツにある米軍施設も標的とし、偵察や情報収集をしていたとされる。
フェーザー内相は「(ロシアの)プーチン政権のための工作活動が疑われ、とても深刻な事件だ」と表明した。逮捕を受け、外務省はドイツ駐在のロシア大使を呼んだ。抗議のためとみられる。
検察の発表によると、2人は両国の国籍を持ち、外国の情報機関のために活動していた疑いがある。1人は昨年10月からロシアの情報機関と関係のある人物と接触していた。ドイツ国内の軍事施設やインフラに対する爆発物や放火による攻撃を計画し、軍用機などの写真や動画を撮っていたとされる。
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