【NQNニューヨーク=横内理恵】24日の米株式市場でダウ工業株30種平均は5日続伸し、前週末比260ドル88セント高の3万9411ドル21セント(速報値)で終えた。相対的に出遅れ感のあった銘柄などに買いが入り、ダウ平均を押し上げた。ダウ平均の構成銘柄ではないがエヌビディアなど半導体株やハイテク株の一角は売られた。

景気敏感株やディフェンシブ株に買いが入った。6月に入って下げが目立っていた銘柄を中心に値ごろ感に着目した物色が目立った。ダウ平均ではアムジェンやシェブロン、ゴールドマン・サックスなどの上げが目立った。アナリストが投資判断を「買い」で銘柄調査を始めたIBMも高かった。

一方、エヌビディアは6%あまり下げ、相場の重荷となった。前週初めにかけて大きく上昇していたブロードコムやクアルコムなどの半導体株も売られた。人工知能(AI)開発関連で業績期待の高い銘柄に投資資金が集中しており、買われすぎとの見方から利益確定売りが出やすかった。

ダウ平均ではセールスフォースやアマゾン・ドット・コム、インテルが下げた。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は3日続落し、前週末比192.544ポイント安の1万7496.817(速報値)で終えた。ネットフリックスが安い。

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