ガザ地区への攻撃を続けるイスラエル軍は18日、ここ数日の南部ラファでの作戦で数十人のハマスの戦闘員を殺害したと発表しました。

イスラエル軍は、これまでにラファを拠点としていたハマスの4つの部隊のうち2つをほぼ壊滅させたとしていて今後、数週間でラファでの作戦を完了するという見通しを示しています。

ただ、一部のイスラエルメディアは18日、イスラエル側の関係者の話として「イスラエル軍はラファでの作戦が終わってもガザ地区に残る。強力で効果的な作戦を続けるだろう」などと報じ、ハマス側にとらえられている人質が解放されなければガザ地区での戦闘は続くという見方を伝えています。

イスラエルとイスラム組織ハマスとの間の停戦と人質解放に向けた交渉で、ハマス側が完全な停戦の保証を求めているのに対し、イスラエル側はハマスの壊滅を目指すと強調していて、双方の立場の隔たりが大きく交渉に進展が見られないなか、ガザ地区での戦闘がさらに長期化することが懸念されます。

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