パキスタン北部のカラコルム山脈の山で行方が分からなくなっていた日本人の登山者2人のうち1人が15日、遺体で発見された、と地元紙ドーンが報じた。
- 日本人負傷の自爆攻撃、誰が パキスタンで再び増えるテロ事件の背景
2人の登山を手配した地元山岳ツアー会社によると、行方不明になったのは山梨県出身の平岡竜石さん(55)と東京都出身の田口篤志さん(36)。カラコルム山脈のスパンティーク峰(標高7027メートル)の登頂を目指し、標高5300メートルの「キャンプ2」に10日に到着した後、行方が分からなくなっていた。
ドーン紙は地元当局者の話として、遺体で見つかったのは平岡さんとみられ、田口さんの行方はまだわかっていないと報じている。
地元ツアー会社によると、地元当局は13日、上空から2人とみられる人影を発見したものの、急峻(きゅうしゅん)な地形で近づけず、地上から救援隊が向かっていた。(バンコク=武石英史郎)
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。