G7サミットは、イタリア南部のプーリア州で、日本時間の13日午後から開かれます。

サミットでは、ロシアによる軍事侵攻が続くウクライナへの支援や中東情勢、経済安全保障のほか、AI=人工知能といった幅広いテーマで議論が行われます。

このうち初日のウクライナに関するセッションでは、ゼレンスキー大統領も一部出席する予定のほか、ウクライナへの支援に向けて制裁で凍結したロシア中央銀行の資産の活用について協議します。

関係者によりますとG7は新たな基金を創設してウクライナを支援し、各国が基金に行う融資の返済に、凍結資産の利子から得られる収益を充てることでサミットでの合意を目指しているということです。

サミットの2日目には、招待国なども加えた拡大会合が開かれる予定で、イタリア政府は、インドのモディ首相やブラジルのルーラ大統領など新興国の首脳のほかローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇も出席するとしています。

ローマ教皇のG7サミットへの参加は初めてだということで、イタリア政府は、AIの活用やその規制の在り方などをめぐって、教皇も交えて議論を行う方針です。

サミット会場周辺 広い範囲で規制

サミット会場となっているホテルの周辺では、広い範囲で規制が行われていて、会場から3キロメートル余り手前の道路では、多くの警察官などが警備を行い、通行する車1台1台をチェックしてました。

ホテルは高級リゾートの一角にあり、周辺にはオリーブ畑が広がっています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。