ロシア国防省の発表によりますと、大西洋で始まった演習には、北方艦隊の原子力潜水艦「カザン」と極超音速ミサイル「ツィルコン」を搭載できるフリゲート艦などが参加しています。

演習はコンピューター上で600キロ以上離れた敵に対し、高精度ミサイルを発射する想定で行われるということです。

また、ロシアメディアによりますと、演習に参加する原子力潜水艦とフリゲート艦を含むロシア海軍の艦船4隻は、12日にキューバのハバナ港に寄港する予定です。

これについて、キューバ国防省は「いずれの艦船も核兵器を搭載しておらず、この地域への脅威にはならない」としています。

艦船をキューバに寄港させるロシア側のねらいについて、アメリカのシンクタンク「戦争研究所」は「歴史的にアメリカと緊迫する関係にある国との強い関係を強調し、アメリカに対し、ウクライナをこれ以上支援するような政策をとらないよう自制を迫る作戦の一環ではないか」という分析を示しています。

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