アメリカのバイデン大統領は6月13日からイタリアで開かれるG7サミット=主要7か国首脳会議に出席するため、日本時間の12日夜、大統領専用機で首都ワシントン近郊の空軍基地を出発します。

バイデン大統領としてはロシアによる侵攻が長期化する中、ウクライナ支援の強化に向けてサミットで各国の議論を主導したい考えです。

特に、制裁で凍結したロシア中央銀行の資産について、その利子から得られる収益をウクライナへの支援に活用することが焦点になると見られていて、ホワイトハウスのカービー大統領補佐官は11日、記者団に対し「意見の一致を見るだろう」と述べたうえで、資産の活用に向けた新たな措置が発表されるとの見通しを示しました。

バイデン大統領は、あわせて13日にはウクライナのゼレンスキー大統領と会談し、その後、共同で記者会見を行う予定で、ウクライナを支える姿勢を改めて強調することにしています。

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