アフリカ南東部マラウイのチャクウェラ大統領は11日、チリマ副大統領ら計10人が乗った飛行機が墜落し、全員死亡したと発表した。同便は10日午前9時20分ごろ首都リロングウェを離陸した後、レーダーから消失していた。
マラウイ大統領府によると、航空機は同国中部の首都から北へ約370キロの都市に向けて約45分間のフライトを予定していた。チャクウェラ氏は10日深夜の演説で、機体が見つかるまで捜索を続ける、と説明していた。
英BBCによると、チリマ氏は元閣僚の葬儀に出席するため、北部へと向かっていた。同便には、同氏が率いる政党の関係者らも搭乗していた。チリマ氏は、政府の契約と引き換えに金銭を受け取ったという汚職の容疑で2022年に逮捕、起訴されたが、先月、起訴が取り下げられていたという。(ヨハネスブルク=今泉奏)
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