8日、米ワシントンのホワイトハウス前で、赤い布を掲げてバイデン政権に抗議する人々(AP=共同)

【ワシントン=共同】米ワシントンのホワイトハウス前で8日、パレスチナ自治区ガザでの戦闘を巡り、イスラエル寄りの姿勢を崩さないバイデン政権に抗議するデモが開かれた。数千人が参加し、長い帯状の赤い布を手にして、ガザ攻撃を続けるイスラエルとバイデン大統領に「レッドライン」を越えていると訴えた。

バイデン氏は5月8日、イスラエルがガザ最南部ラファに本格侵攻した場合、イスラエルに武器を供与しないと警告。その後、ラファでは空爆などで多くの民間人が犠牲となったが、バイデン政権はレッドラインを越えていないとの見方を示していた。

デモ参加者は「パレスチナに自由を」などと訴えながら行進。イスラエルへの米国の武器供与を非難した。

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