この講演会は平和について考えてもらおうと我孫子市の市民グループが開いたもので、イスラエル出身でおよそ40年前に日本に移住し平和を訴える活動を行うダニー・ネフセタイさん(67)が登壇しました。

ネフセタイさんは、イスラエルで高校卒業後、徴兵制で3年間空軍に所属し、当時は、軍で国を守ることに誇りを感じていたこと。

2008年にイスラエル軍がパレスチナのガザ地区で行った攻撃で、子どもを含む多くの民間人が犠牲となったことをきっかけに「武力では平和を作れない」と気付いたことなど自身の経験を語りました。

その上で、去年から続くイスラエルとイスラム組織ハマスとの戦闘について、「戦闘機が人を殺してしています。武力では平和は作れません。みんなが力を合わせれば戦争を止められます。子どもたちが犠牲になることが苦しいと思っているなら、平和のために声をあげることが必要です」と訴えました。

参加した大学3年生の男性は「イスラエルやパレスチナの現状や背景をイスラエルの方から聞けて貴重な時間でした。戦争を経験したことはありませんが、平和を当たり前のものだと思わず今、起きていることをしっかり考えていきたい」と話していました。

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